大会長あいさつ

「第27回日本医薬品情報学会総会・学術大会」を日本医薬品情報学会の主催により、2025年7月5日(土)、6日(日)の2日間、広島大学霞キャンパス (広島市南区)において開催いたします。1998年に第1回の学術大会が開催され今回27回と歴史ある学術大会を広島で開催できることを光栄に思っております。

 個々の患者に最適な薬物治療を実施するためには、的確な診断、最適な処方、正確な調剤、その患者に応じた服薬支援、正しい使用、効果と副作用のモニタリング、フィードバックといった医薬品の適正使用サイクルを回すことが必要です。これを医療現場で実践するために薬剤師は、医薬品情報はもとより患者情報など治療に必要な情報を適切に収集し、各場面で活用しなければなりません。近年、高度急性期、急性期、回復期、慢性期、在宅と医療機能の分化が進み、病期によって患者が医療機関を移動することが増えています。適切な薬物治療をシームレスに提供するためには、医療連携による医薬品情報の確実な共有が求められています。さらに、情報技術の進展に伴い、多様な情報源が利用可能となった反面、一人ひとりの薬剤師が膨大な情報の中から適切な情報を収集・選別し、現場のニーズに合わせて整理・活用する必要に迫られるようになりました。こうした背景から、本学術大会のテーマを「情報氾濫社会に立ち向かう医薬品情報リテラシー ~正しい情報、求められる情報~」としました。本学術大会では、これからの薬剤師に求められる医薬品情報リテラシーや、AIなどの革新的技術の利活用、医薬品情報の専門的知識を有した薬剤師の育成について議論したいと考えています。
広島では、お好み焼きをはじめ、瀬戸内の海の幸、柑橘類、日本酒など広島ならではの美味しい食を楽しんでいただけます。さらに、原爆ドーム、厳島神社と2つの世界遺産もございます。学会参加の折に広島観光もお楽しみいただければと思います。多くの皆様方のご参加とご発表を、心よりお待ちしております。
 
第27回日本医薬品情報学会総会・学術大会     
 大会長 松尾裕彰(広島大学病院 教授・薬剤部長)
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